MWC 2013で展開された『NFC Experience』
2013/03/01 [金]

wmc

 

MWC(Mobile World Congress)2013は、世界最大規模の携帯通信関連見本市で今年も2月25日から28日の4日間開催されました。スマホの需要か加速する中で、今年はこれまで以上の展示スペースや用意されたようです。

 

今年のMWCは規模が大きくなっただけでなく、新たなサービスが展開されました。入場や情報提供にNFCを活用した『NFC Experience』で、NFCの実用性をアピールしたサービスが展開されたようで、具体的にどのようなことが行えるのか、ご紹介します。

 

①NFC Badgeで楽々入場
来場者でNFC対応のスマートフォンを持っている人は、『NFC Badge』のアプリを利用することで入場手続きを楽に済ませることができます。事前にNFC Badgeのアプリをダウンロードし、所定の手続きを済ませます。1回この手続きを済ませてしまえば、専用ゲートに設置されているリーダーにスマホをかざすだけで入場を済ませることができるというものです。

 
一方、通常の利用者はどうでしょうか。入場者用のバッジだけでなく、入場の際にパスポートなどの証明書の提示が求められます。人だかりの中でパスポートを出し入れする抵抗や紛失する心配がなくなります。また、入場者も入場を管理するスタッフの労力も低減されるというわけです。こちら動画見つけました。

 
②スマートポスター
最近日本でも良く耳にするようになったスマートポスターが会場でも設置されていたようです。会場内に設置された案内板の電波マークにスマートフォンをタッチすると、サイトにアクセスしてより多くの情報が得られるようになります。

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③ペイメント
ソニー・モバイル・コミュニケーションは、サイフ機能がついた端末『Xperia T』3500台を貸出ました。端末には15ユーロがチャージされており、買い物やサービスの料金支払いにNFCを利用出来るというものです。市内で1万6000ヵ所、タクシー1000台でNFCが利用できます。

 

最後に出展者向けに「NFC Challenge」が開催されました。出展されたNFC関連のアプリ、製品、サービス、ソリューションなどを覆面審査員が評価するというものです。賞を獲得したのは、Think&Go NFC社でスーパーで利用できるNFCサービスを提供する会社でした。 -1

 

会場内にはNFC対応製品が多数展示される他、会場以外にタッチしてクーポンダウンロードやNFCを利用したサービスが様々展開されていたようです。世界最大規模の見本市でNFCが大々的にサービス展開されたことは、NFCにとっても大きな前進だと思います。今後も様々な施設なイベントでNFCが当たり前に使われるようになる日も近そうです。

 

来週3月5日より日本で開催されるNFC & Smart WORLDも目が離せません。興味ある方は是非お越しください。
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最後に、MWCで展示されたNFC製品の動画を見つけたのでいくつかご紹介します。

◆SONYブースのNFCソリューション

 

◆ヨーロッパで広がるNFCソリューション

 

◆LG Booth Event Brief @ MWC 2013