海外のNFC事情 〜米デパートで靴にNFCタグを採用〜
2013/11/26 [火]

Bon-Ton Storesグループが米国11の州で展開する30のデパートの靴売り場では、お客様がNFCタグにスマートフォンをかざして靴の色やサイズの在庫状況を確認できるサービスを提供しています。在庫がないものに関しては、在庫がある近くの店舗情報を得たり、オンラインで注文して後日発送することもできるそうです。

 

靴の色やサイズの在庫状況を知りたくても店員が接客中でなかなか聞けない、諦めて店を出たという経験をした方も多いのではないでしょうか。サービスを利用する側としても店員にわざわざ聞かなくてもかざすだけで気軽に確認できるという利便性がある一方で、サービスを提供する側としては、販売の機会損失を低減できるだけでなく、効率化された分他の業務に時間を当てることができます。靴だけではなく、幅広い商品カテゴリに活用できる、NFCだからこそ提供できるサービスです。

今回の取り組みには、米国に拠点を置きNFCを活用したマーケティングソリューションを提供するThinaire社のシステムが使われています。同社のシステムを利用することで、クーポンの提供やプロモーションを提供することができるそうです。 

 

Thinaire社は他、大手スポーツ用品メーカー『adidas』向けに、NFCを活用したシステムを提供しており、購入前の情報閲覧に始まり、購入、販売後のユーザー登録まで一貫して1つのNFCタグで実現できるサービスを提供しています。詳しくは以下をご覧下さい。

thinaire

◆海外のNFC事情 〜adidas、靴紐にNFCタグ〜
https://www.nfctags.co.jp/nfc-news/nfc-new/2218

 

<出典>https://www.nfcworld.com/2013/11/25/327047/us-department-stores-add-nfc-tags-shoes/